日曜日の朝、

ふつうに、
6時に目が覚めた。


そして、
軽く身支度をし、


近くの喫茶店でモーニングを食べた。



目玉焼きを
ゆっくり味わったことがあるかい? 


少し塩をふって、
薄味で食べる。


うーむ。



白身がウマイ。


黄身も濃厚。



500円やそこいらで、


朝から、
食べ物の

素材のおいしさを、

ゆっくりと味わう。



生きてるなぁと思う。



酒を飲んでいたころは、
こんなことはできなかったし、


そんな発想すらなかった。


『たったこんなこと』が、

とても幸せだと思うようになった。



ちょっとのお金で、
『朝から
自分の好きなように、過ごしている』


そんな自分が
とても好きになった。



『酒を飲んでいたころのわたし』を、

『あのころのわたし』は、
嫌いだった。


自分が自分を嫌いだった。

大嫌いだった。


他人の目につかないように、
隠してしまいたい程だった。


しかし、
仮に、
隠せたとしても、


『アルコール臭』がするから、

もう、
どーしようもないんですが。



朝食を食べ、

少し広い公園を散歩した。



今朝は晴天だったので、
空が久しぶりに
透きとおるように青かった。


こういう休日の朝を送れることに、
わたしは、
感謝した。



酒をやめて本当によかった。

酒をやめていなければ、


今日のわたしは、
ココにいなかった。


10時、11時?

何時になったら、起床するのかな?

朝方まで飲んでたからって、


お昼に起きたら、
もう、夕方だよ。


せっかくの日曜日に、
そんな過ごし方を毎週やってるから、

『休んだ気がしない』んだよね。


だから、
『月曜日がツライんだよ』って、

あのころの
わたしに言ってあげたいなぁ。

と、
遠い目をしながら空を見上げるのでした。

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